烏龍茶は体によくてダイエット効果があるとして、さまざまなメーカーからウーロン茶の茶葉やペットボトルが販売されています。
最近では黒烏龍茶も人気で、日本ではダイエット茶として人気の高い飲み物として知られているウーロン茶。
ところが烏龍茶は常飲するとヤバイとの噂もあります。
健康飲料のはずのウーロン茶を飲み過ぎると出るというデメリットが気になります。
今回の記事ではなぜ烏龍茶は常飲するとヤバイと言われるのか、理由について詳しく紹介していきます。
烏龍茶は常飲するとヤバイ理由
烏龍茶は気軽に飲めるお茶として性別問わず人気の飲み物で、サントリーからは食べ過ぎをサポートする黒烏龍茶なども発売されています。
しかし烏龍茶を飲み過ぎるのはよくないとも言われています。
実際にはどのような理由で常飲や飲み過ぎがよくないのかまとめました。
血糖値上昇の可能性
林野泰明准教授ら京都大学医学研究科のグループによると、「毎日2~3杯長期間烏龍茶を飲むと血糖値が上昇した」という研究報告を発表しました。
実験結果により「1日2杯以上飲む人」は「1日1杯飲む人」よりも、血糖値の上昇がみられるとのこと。
「烏龍茶を飲まない人」と「1日1杯飲む人」との血糖値上昇の結果はほぼ同じ。
身体にいいと言われる烏龍茶ですが、飲み過ぎるとかえって身体にはよくない影響がでるといわれています。
下痢や胃痛を起こす可能性
烏龍茶を飲み過ぎると、体質によっては下痢や胃痛になる可能性があります。
お腹がゆるくなる原因は、カテキンやカフェインが原因とのこと。
カテキンやカフェインの殺菌作用により、胃腸が刺激をうけて体調不良となる場合があります。
烏龍茶を飲むのときは胃腸を守るために空腹時を避けて、食事中や食後に飲むのが理想です。
喉が乾燥する可能性
烏龍茶は湯部を取り去る効果があると言われています。
そのため烏龍茶を飲むと喉のうるおいが失われて、乾燥する可能性があります。
体調が悪いときは烏龍茶を飲むのは避けたり、飲み過ぎるのは控えた方が良さそうです。
トイレが近くなる可能性
烏龍茶にはカフェインを多く含むので、トイレが近くなる可能性があります。
カフェインが多い飲み物といえばコーヒー、紅茶、緑茶など。
夏など脱水に近い状態では利尿が効きすぎて、水分不足を引き起こす場合もあります。
夜眠れなくなる可能性
烏龍茶に含まれるカフェインの効果で、夜眠れなくなる可能性があります。
眠れなく原因はカフェインとタンニンが原因。
烏龍茶のカフェイン含有量は100mLあたり20mgで、コーヒーのカフェイン含有量は60mg。
コーヒーよりもカフェインは少なめですが、2杯3杯と飲むとコーヒーのカフェイン量を超えるので、飲み過ぎはおすすめできません。
鉄分の吸収を阻害する可能性
鉄分サプリメントの服用の注意事項に記載されているように、鉄分をお茶やコーヒーと一緒に飲むのはおすすめできません。
お茶に含まれるタンニンが鉄分の吸収を探いするため、烏龍茶と鉄分を一緒に摂っても吸収されにくくなります。
カフェイン飲み過ぎのデメリット
他にも烏龍茶を飲み過ぎると、カフェインを過剰摂取のデメリットが心配されます。
国としても農林水産省が「カフェインの過剰摂取について」という注意喚起を促しました。
コーヒーは、適切に摂取すれば、がんを抑えるなど、死亡リスクが減少する効果があるという科学的データも知られていますが、カフェインを過剰に摂取し、中枢神経系が過剰に刺激されると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こります。消化器管の刺激により下痢や吐き気、嘔吐することもあります。
引用 農林水産省
特に妊婦のカフェイン摂取の可能性も報告されています。
デメリットや副作用を避ける一日の摂取量
烏龍茶のデメリットや副作用を避ける一日の摂取量として、1日1杯程度がおすすめです。
各飲み物100mLあたりのカフェイン濃度は次の通りです。
烏龍茶 | 20mg |
コーヒー | 60mg |
煎茶 | 20mg |
ほうじ茶 | 20mg |
玄米茶 | 10mg |
紅茶 | 30mg |
ダイエット効果を期待できる飲み方は?
烏龍茶は食事とともに飲むことで、脂肪の吸収を抑えて排出を促す効果が期待できます。
烏龍茶のダイエット効果のためには食事と一緒に烏龍茶を飲むこと。
また筑波⼤学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)の徳山薫平教授らによると、「脂肪燃焼の効果は睡眠時に大きな効果がみられた」とのこと。
徳山教授の報告を参考にすると、夕食時に飲むのがおすすめです。
筑波⼤学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)
Subacute ingestion of caffeine and oolong tea increases fat oxidation without affecting energy expenditure and sleep architecture: a randomized, placebo-controlled, double-blinded cross-over trial(Nutrients 2020年11月28日)
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